何も段を取るのが稽古の目的というわけではありませんが、やっぱり大事なものですよね。
昇級、昇段の規定も団体によって違いがあるようですが、自分の稽古している合気道では入門から初段(初段以上が黒帯)まで200回余の稽古日数が必要なので、週二回の稽古でも2年以上、週一回の稽古なら4年以上かかります。
社会人だと忙しくて週一回通うのも難しく、5年以上かかる方も珍しくないと思います。働きながら初段、さらには二段、三段…と昇段している方々は、きっと皆さんすごく努力されていますよね。
「師範」の資格を得るのは六段からで、最短では入門から20年くらいで到達できますが、普通はもっと年数がかかると思います。
自分で支部道場を開いて「道場長」になれるのは早くて三段とか四段からみたいです。でも正式の道場長になるのはやはり六段以上くらいになってからの場合が多いようです。このあたりも団体によってだいぶ違いがあると思いますけど。
昇級、昇段するのはその人がそれだけ頑張ったからですし、指導者の方にその努力や実力を認めていただけたということですから、昇級、昇段を目指して稽古するのも決して悪くはないと思います。でも気を付けなければいけないのは、特に高い段位になっていくと自分がうまくなった、偉くなったと思い込んで相手を見下したり研究がおろそかになってしまう人がいるということです。
段位や指導員、師範といった資格には後輩や外部の方々に何を伝え、どのような姿勢を見せるかという責任があることを忘れたくないですね。。
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文章・イラスト クラゲ大盛り※