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合気道の二人掛かり、多数者掛かり

一人対二人とか数名を相手の稽古をよく行うのは、他の武道ではあまり見られない合気道の大きな特徴だと思います。

 

上級者が演武の時に行うくらい、という道場も多いかもしれませんが、私たちの合気道では普段から多数者掛かりを稽古しています。

 

基本は2~5名くらいが素手で周りを囲んだ形ですが、慣れてきたら武器も使います。大事なのは「体(たい)さばき」です。一人をさばくことで全体をさばくようにして安全圏に移動しながら次々技を行っていくわけですね。

 

亡くなった私の先生はこの多数者掛かりも優れていて、他の武道関係の方々からも注目されていたみたいです。よくネットに上がっている映像は60歳ころの演武ですが、とにかくすごく速いです。

 

普段から二人掛かりや多数者掛かりの稽古をしていると、前だけでなく周囲の状況を見る習慣がつきますし、一人相手の稽古での技の行い方も変わります。体の動かし方を学ぶ上でもとても効果的だと思います。。

 

 

文章・イラスト クラゲ大盛り※