私たちの合気道では一ヶ条~五ヶ条と言いますが、同様の技を一教~五教と呼んでいる団体も多いようですね。
脇固めのような技を六教としている団体もありますが、私たちの先生は特に六ヶ条とは言っていませんでした。
〇ヶ条と〇教で何が違うかと言えば、どうやら戦前の頃は〇ヶ条と呼んでいて、戦後になって〇教と呼ぶようになったようです。
でも、どちらが正しいとかいうことではなく、その団体ごとの考え方で好きな呼び方をしていていいと思います。亡くなった自分の先生も「同じ技でも何通りかの呼び方があり、うちではこう呼んでいます」と言っていました。
ただ「同じ技」とはいってもある団体の一ヶ条から五ヶ条は他の団体の一ヶ条から五ヶ条(一教~五教)と形や理法が少しずつ違うと思います。小手返しや四方投げ、入身投げ、武器の使い方なんかでもそうですけど。違う団体の稽古に参加すると戸惑ったり指導者に注意されたりしますね。
「あいきどうぶ」の中で行っている技も皆さんの技と違うかもしれませんが、「合気道もいろいろあるんだなー」と寛容なお気持ちで見ていただけたら幸いです。
文章・イラスト クラゲ大盛り※